ずっとひといき

好きなことを語る

RPA技術者検定、アソシエイト、エキスパートを受けてきました

※この記事は2019年2月のものです。試験仕様は都度変わるのでご注意を。


前の記事がドリフェス!なのにこの記事はRPAの話です。ウケますね。

社の色々でRPA技術者検定を受けることとなり、でも比較的新しい検定なので情報が全然無く。
そこでこれから受ける方に向けて、どういう試験なのか、自分がどういう対策をしたのか、を残しておこうと思い記事にしました。

ちなみに
☆アソシエイト ⇒2018年冬頃受験⇒合格
☆エキスパート ⇒2019/02/24受験⇒合格
です。割と手応えあったので受かってると信じてましたが受かってました。これで落ちてたらもう何も信じられなくなってた。

●受験時の私のWinActorスペック
WinActorを自由にいじれる環境があり、初級研修相当にあたる研修と、中級研修を受講済み。
自身で簡単なシナリオ作成、メンテが出来、業務にて(軽く)使用している。
プログラムは(ほぼ)未経験。だけど何となく読めはするし、調べて頑張れば書けないことはないってくらい。

●アソシエイト
アソシエイトの詳細は以下に記載されています。
http://watest.jp/associate.html
受験会場を選択して受けに行く感じです。なのでほぼいつでも受けられます。問題は多肢選択式。つまり4択から1つ選ぶとか2つ選ぶとかそういうやつです。
会場に用意されている端末を使って解いていきます。
こちらを受けるにあたっては以下を参考にしました。

・入門講座【←これが肝】
http://watest.jp/standard.html
ヒューマンアカデミーさんが用意している入門講座というものでアカウント登録は必要ですが無料です。
こちらを暗記しました。

・公式サイトにあがっているサンプル問題
http://watest.jp/associate.html
下部にサンプル問題があがっています。これを解きました。(けれど答えは載っていない)

・ネットにあがっている過去問
過去受験者がブログや試験問題サイト?などに載せてくれていたりするのをかき集めて暗記しました。

・自分でお勉強
上記の過去問傾向から、次はどの辺が出そうか、自分なりに考えて簡単にまとめました。
(オプション画面の「実行」タブから問題が出るなら他のタブからも出るだろ、とか)
これはそんなに量は無いですが暗記しました。

当日は上記の通り一人一台端末が用意され、左ペインに問1~問50までのアイコン(?)があり、右ペインに各問題文が表示されます。
ちょっとわからないから後で解こう、というものにはフラグをつけることが出来、それは左ペインで確認が出来ます。
試験終了後に結果はわかります。試験終了後に端末に表示されているであろう印刷する~みたいなボタンを押すと試験会場の受付で結果を受け取ることが出来ます。

私は80%↑で合格できました。いえい!
追って後輩が受けたのですが、問題が結構差し変わった?増えた?ようで、苦戦したようです。(が受かってました)


●エキスパート
エキスパートの詳細は以下に記載されています。
http://watest.jp/expert.html
年に4回(たぶん2月、5月、8月、11月)、問題はシナリオの新規作成が2問、用意された既存シナリオへの追加・修正が2問、の計4問。
試験会場は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡。申込み開始して、会場が埋まったら申込みを締め切ってしまうので申込みし損ねないよう。
(私は事前に前回の申し込み状況と、次回(つまり今回)試験はいつから申込み開始か問い合わせをしていたので、開始と同時に申し込みました。ので無事に東京会場を申し込み出来ました)
私が受験したのは第4回目となる2019/02/24の試験。
こちらを受けるにあたっては以下を参考にしました。

・公式サイトにあがっているサンプル問題
http://watest.jp/expert.html
下部にサンプル問題があがっています。これを解きました。(けれど答えは載っていない)

正直、情報は上記しかなく、エキスパートは本当に情報が少ない!
どうすれば良いんだ!とWinActorいじっていたある日、以下が販売されました。

電子書籍 WinActor RPA技術者検定エキスパート~実施問題と解説~【←これが肝】
https://ec.athuman.com/products/detail/472
受験日の5日前くらいにヒューマンアカデミーさんから過去3回分の過去問(なので実質過去問全て)が販売されました。(おそいよ!私が知らなかっただけか?
(会社のお金で)購入し、解きました。
試験上の注意点なんかも記載されているのでとても良いです、高いだけあります。\3,780(税込)
あと問題の傾向も掴めるので良いです。私が読んだ限り、エキスパート(の追加・修正問題)は1に例外処理、2に例外処理、3、4に監視ルールで、5に例外処理です。

当日は一人一台端末が用意されます。そして以下3種が配布されました。
・注意事項…余計なもの机に出すなとか、受験票は机の端に置いておけとか、合否はいつだとかそういう内容。
・問題用紙…パワポの冊子。A4横。カラー。冒頭に回答を格納するフォルダ名はこう直せとか、作成したシナリオはこういう名前にしろ、などの注意事項の記載あり。
・問題用紙訂正一覧…問題用紙内の不備についての訂正が載ってます。
 ⇒(試験開始前に試験監督が読み上げて質問があれば受け付けてくれますが、そもそもこの時点ではまだ問題用紙を見れていないので質問のしようがない地獄)
終了後に上記は全て回収されます。
パソコン不具合は開始30分まで受け付けるとのこと。
開始90分経ったら退出可。終了10分前から退出不可。(←だったと思う、たぶんそれくらい)


端末のディスプレイは普通にWindowsのホーム画面です。
WinActorの起動ショートカットと、インストールディレクトリ(中には操作概要等のPDFも入ってます)と、解答に使用するディレクトリ(「技術者認定試験」フォルダ)があります。
解答に使用するディレクトリ(「技術者認定試験」フォルダ)構成は以下のような感じです。
∟技術者認定試験
 ∟(解答)受験番号_氏名 …自身の受験番号・氏名にリネームして、ここに作成した解答シナリオを格納する。
 ∟問1     …問1のシナリオに使われるエクセルなどが格納されている。
 ∟問2     …問2のシナリオに使われるエクセルや既存シナリオが格納されている。
 ∟問3     …問3のシナリオに使われるエクセルや既存シナリオが格納されている。
 ∟問4     …問4のシナリオに使われるエクセルなどが格納されている。
上記に記載した通り、フォルダやシナリオの命名付与について記載があるので、その通りにすること。
でないと採点対象にならないみたいなこと言ってたので。
今後どう変更になるかわからないので当日配布の注意事項をよく読んでその通りにしてください。

採点は1問に対して
・基本点(問題文のシナリオを作成):15点
・追加点(追加仕様を盛り込めれば):10点
の計25点。
基本シナリオを作成出来て15点、問題に記載されている追加仕様を盛り込めて+10点という感じです。
基本点あっての追加点なので、基本点0点だと追加点は無いです。
追加仕様は、「●●処理は○○ライブラリの◇◇を使え」とか「シナリオで使用するディレクトリパスはログインユーザが変わっても汎用的に使用できるようにしろ」とかそんな感じです。

試験は上記記載の通り、4問で2時間。
なので単純1問30分ですが、新規作成と既存シナリオへの追加・修正とではかける手間と時間が違います、少なくとも私は。
私は新規作成は40分、追加・修正は20分を目安にしました。でも追加・修正でもつまづく可能性を考えとにかくなる早で捌くことを意識しました。
実際、問1を解けたとき時計を見たら40分かかってました。

色んな解き方があると思いますが、私は後から追加仕様を盛り込む修正をしたくなかったので最初から追加仕様ありきでシナリオ作成しました。
人によっては追加仕様は盛り込めれば盛り込む~くらいで基本点15点を確実に狙う、という手もあるかと思います。そこは自身のスペック次第かと。

コツとしては、ネットで情報探してた時に見つけた「グループ作って作成する」というやつです。
問題文見ると①エクセルを開いて~をする。②取得した値を~する。という感じで記載されているので、その通りにグループを作ってシナリオを作りました。
そうすると見た時わかりやすいですし、動作検証時にひっかかってもどこに修正入れないといけないかわかりやすいです。シナリオが追いやすくなります。
時間の無い中なので手間ではありますが、私には良かったです。作成の道順を付けることが出来ました。
でも指示されていることではないので、慣れたやり方で作るのが良いと思います。

感想ですが、とにかく時間が無い。

受験時の部屋は狭く、周りの受験者の咳やくしゃみにイラッとしながらガタつく机にイラッとしながら時計気にしながら普段使ってるキーボードと違うことによる違和感にイラッとしながらダダダダっとキーボード打ちまくって動作検証しまくって。
最終的に20分余って、15分を見直しに使い、残り5分はぼけーっとのびをしてました。
15分の見直しでは動作検証と消し忘れたデバッグ用の待機ボックスを消したりしてました。

少ないネット情報の中でもよく「汎用性持たせてたら時間が足りなくなった」という感想を目にしますがそれです。動けば良いんです。
メンテしやすいように~とか汎用性持たせて~とかは指示が無い限り実装しなくて良いんです。実運用に使うわけじゃなし、ここは試験なので動けば良いんです。
多少不安定でも動けば良いんです。
現に私は待機時間や指定のアプリケーションから開く~も使いませんでした。動いたので。
変数もいわゆるイケてない変数名(カウンタ、カウンタ2、とか)ですが良いんです。動いたので。

あとやはりこれです、時間意識すること。
普通に4問解く気でいるなら常に時間を気にしていないと気付いたら2時間終わります。
我ながら初っ端から超絶集中猛スピードで挑みました。終わってから死ぬほど疲れたので気になってたタピオカ屋でタピオカ食べました。ヒュ~↑おいしかったです。

あと細かいところで、私は腕時計しないので目覚まし時計持っていって見やすい位置に置いておきました。
端末のツールバーの時計は見れますがよしなに持って行ったほうが良いと思います。私の場合、我を忘れるのでツールバーとか見てられないので。

さらにどうでも良い感想ですが、今回データインポートが出ると踏んでましたが出ませんでした。
だって出そうじゃん、過去問に監視ルール出てるんだよ?出そうじゃん!出ませんでした。
あとサブルーチンも出るかと思いましたが出ませんでした。何でだよ。
XPATHも出ませんでした、これはあまり試せていないライブラリだったのでセーフ。
XPATHが出るときは事前のバージョン情報告知でchromeのバージョンとか載るんじゃないかな~、どうでしょうね。

合否はおよそ一か月後に受験者の住所(受験票に記載の住所)に届く~ってことで届きました。
最初の注意事項に記載されていた合否が郵送される日ぴったり届きました。
A(100点~80点)で合格でした!ピースピース!